WBCから高校野球が異常だと感じた話。

こんにちは。

 

今日はWBCの敗戦についてではなく

敗戦後に高校野球中継を見たときに感じたことがあるので書いていきたいと思います。

 

それは球数についてです。

WBCでは

第一ラウンド65球

第二ラウンド80球

決勝ラウンド95球

このように球数が制限されています

 

また登板間隔についてもルールがあり

投手の消耗についての配慮がなされています

 

なぜ球数制限があるのか

理由としては、WBCの開催されている時期にも関わっていますが

今大会が行われたのは3月ということで

国内リーグが始まる直前であるため

 

本来のシーズンへ影響があっては本末転倒です

投手の体を考えても必要なルールです

 

シーズン直前にコンディションを整えて試合を行うこと自体

その年のシーズンにも影響を及ぼしかねないので

WBCに出ている選手はコンディションを維持して

今シーズン活躍してもらいたいです

 

今大会はアメリカに1−2で負けてしまいましたが

全ての試合とても見応えがあって満足です

 

そしてここからが本題なのですが

敗戦直後に高校野球中継にチャンネルを切り替えた時のことです

 

東海大市原望洋滋賀学園の試合が行われていました

同点のまま延長14回までもつれ込んだ熱戦で

2−6で滋賀学園が勝ちました

 

この時の投手の球数が200球を超えていたのです

WBCの球数制限を見ていたので

200球

 

投球数200の影響は??

特に東海大市原望洋の金久保投手は

最終回に勝ち越されたシーンでは制球も乱れ

甘く入ったボールを痛打されている状況で

限界がきていることは明らかでした。

 

一日の登板で200球を超えることはまずありえないし

今後の影響が怖いですが

とりあえず休養をとりまた夏に向けて頑張って欲しいと思いました。

 

もし高校野球で球数制限を採用したら?

もし球数制限が採用されたとしたら

僕は2つの問題点が生じるのではないかなと思いました

 

①エンターテイメント性の低下

高校野球は人気が高く

プロ野球とは異なる魅力があり高校野球ファンも大勢います

そのプロとは異なる魅力というのが

一度でも負けたら敗退という状況での全力プレーであると思います

 

夏の気温の高いシーズンに100球超えて足がつってもチームのために投げ続ける投手や、全てをかけた戦いでの歓喜や涙

この点においてプロ野球とは差別化がされていて

高校野球ファンという顧客を持っていると思う

 

この魅力を失う可能性はあると思う

 

②投手不足によるルール改正または広がる格差

選手の数が限られているため球数制限によって投手不足に陥る可能性があり

そのためにはルールの改正が必要になり

投手の多く集まる強豪校と、人数ギリギリの高校の格差が広がるのではないかなと思います。